「大規模修繕」と「長期修繕計画」について
「大規模修繕」とは何ですか?
マンションに限らず建物は年月が経過するとどうしても外観、設備が老朽化し当初の機能が落ちてきます。
その機能回復を行うのが修繕になります。屋上や外壁等の建物全体の修復を新築当初の状態に近づけるべく性能・機能を回復させるために行うものが大規模修繕です。
大規模修繕は、(1)安全を確保し、(2)機能を回復させ、(3)居住性を向上させ、(4)資産価値を向上させることを目的として長期修繕計画に基づき実施することになります。
「長期修繕計画」とは何ですか?
マンションは時間の経過とともに、自然環境や人為的な影響を受け、徐々に当初の性能の低下を起こしてきます。
建設当初の性能・機能を維持し、資産価値を保全するためには、修繕工事を実施しなければなりません。
修繕の実施と言っても、各部位・部所やその内容によって工事機関も異なり、短期・中期・長期の段階を設けた計画が必要になります。
長期修繕計画は、約30年から40年を想定した計画です。その期間で、おそらくほとんどの建物・設備の修繕項目はカバーされます。
この長期修繕計画は、「いつ頃」「どの箇所を」「どうやって」「いくら掛けて」修繕するかということが表されていますので、同時に今後必要な金額を算定し、修繕積立金として供えることができます。
この計画は、一度立案したからと言って、20年、30年と継続するものではありません。立地条件によりマンションの劣化の度合いは違ってきます。また、社会の経済状況によっても工事費用は変動しますので、5年の周期で見直しを計っていくことが大切です。
どんな修理をどの時期に行えばいいのですか?
ここでは、目安となる項目・時期の一例をあげてみたいと思います。
- 鉄部塗装:5年ごとv
- 外壁改修:10年~15年ごと
- 屋上防水:15年ごと
- 給水改修:20年ごと
- 排水改修:25年ごと
- 電気設備:30年ごと
- サッシ交換:35年ごと
もちろんこれはあくまで目安でしかありません。マンションの建築仕様や、大気の状況によって異なりますが、それぞれの改修工事において、数千万円の工事費がかかる現実に変わりはありません。




