建物の手入れ
(1)壁
- 隣間壁及び外部壁は区分所有者全員の共有財産です。
- ビニールクロスの汚れはぬるま湯でといた中性洗剤で落ちます。
- タイルの汚れはぬるま湯でといた中性洗剤で落としましょう。
- 壁は気づかないうちに汚れていきます。時々手入れ掃除をお忘れなく。
(2)床
畳
雑巾がけをする時は「から拭き」が基本!
掃除機のかけ方ひとつで、畳の寿命も違ってきます。畳の目に沿って掃除機をかけるようにすれば、畳も傷まないし、畳の目に溜まっているホコリもきちんと取り除くことができます。
ところで、畳は「水気を嫌う」ので、普段の手入れでは、なるべく水拭きを控えてください。頻繁に水拭きをするのは、自分から進んで畳に湿気を与えるようなもので、ダニ・カビの発生原因にもなります。
また、畳は「直射日光が苦手」です。日差しの強い季節などは、畳の変色を防ぐためにも、窓側の障子を閉めるなどして、直射日光を当てないように心がけたいものです。
汚れのひどい時は手順に沿って入念に!
汚れのひどい時は、どうしても洗剤や水拭きがしたくなるものです。そんな時は、まず、表面のホコリを掃除機で取り除いた後に、薄めた拭き掃除用洗剤を使ってください。洗剤分を残さないために堅く絞った雑巾で水拭きし、次に、水気を取るためにから拭きをしてください。最後に、室内の風通しを良くし、畳を十分に乾かします。ここまでやれば、洗剤分や水気が残らないので、畳も大喜びです。
クッションフロアー
ぬるま湯でといた中性洗剤で落ちます。汚れを落としたあと水性ワックスをかければいつまでもきれいです。月に1回はワックスをかけてください。
フローリング床(板貼床)
フロアマニキュア・塗装床のお手入れ方法
基本は、からモップ・から拭き
化学モップ・化学雑巾を頻繁にご使用になると、滑りやすくなったり、変色するおそれがありますので、ご使用は避けてください。
固く絞って水拭き
油等のしつこい汚れの場合は、中性洗剤を20倍程度に薄めて拭いてください。特殊洗剤及び、高濃度洗剤を使用すると、剥離現象を起こす場合がありますのでご使用は避けてください。
床用洗剤・特殊洗剤をご使用の場合、目立たない所で一度お試しください。
塩素系などの特殊洗剤・高濃度洗剤を使用すると、剥離現象を起こす場合がありますので、ご使用は避けてください。
正しいお手入れをすれば、使用頻度にもよりますが、よく歩く所で効果は2年~3年程度持続します。
●注意事項
- お引越しの際、家具・電気製品・ダンボール等の重い物を引きずらないようご注意願います。マニキュア塗装にキズがつくおそれがあります。
- ダイニングテーブル・イス等頻繁に動かす物の下には、フェルトなどのやわらかい物を張るようおすすめします。
- 床面に直接高温の鍋などの容器を放置しないようにご注意願います。
- 台所は頻繁に歩く所なので、キッチンマットを敷かれるようおすすめします。
- 玄関・キッチン等にマットを敷くときは、マットの下にスベリ止めのゴムを敷くとゴムのカタがつく場合がありますので、ご注意願います。
- 誤ってアルコール類をこぼされた時は、速やかに水拭きしてください。
- 遮音タイプのフローリングの場合、フロアマニキュア乾燥後、一度歩くとパキパキと音がしますが、その後音はしなくなります。
次にあげる物は、付着すると変色する場合がありますのでご注意ください。
- 特殊洗剤・高濃度洗剤・漂白剤など
- アンモニア系(犬のおしっこなど)
- シンナー系(除光液・ボンドなど)
- 化粧品や整髪料
堅いものを落としたり、こすったりすると傷がつきやすいのでご注意ください。テーブルや椅子の脚には、ゴムやフェルトなどを取り付けましょう。日常のお手入れはから拭きで十分ですが、月に1度はワックスをかけると良いつやがでます。水等をこぼすと、しみになりやすいのですぐに拭きとるようにしましょう。
フローリングのワックスがけ

(1)床面のお掃除開始・・・・
ゴミやホコリを掃除機でしっかりと吸い取った後、堅く絞った雑巾で汚れを拭き取ります。なお、汚れがひどい場合は、薄めた住宅用洗剤をお使いください。

(2)水拭き後は、完全乾燥・・・・
床面に洗剤分が残っていると、ワックスが均一に塗れないので、しっかりと水拭きをしてください。
もちろん、水気が残っているのも禁物、完全に乾燥させてください。

(3)ワックスは薄く均一に・・・・
ワックスがけは、部屋の入り口にもっとも遠い所から始め、塗った上を通らなくて良いように塗り進むのが効率の良いやり方。樹脂系のワックスを薄くムラなく拭きあげてください。
(3)建具・他
アルミサッシ
開閉がスムーズにいかない場合は、溝をきれいにした後、ワックスを薄く塗るとすべりが良くなり軽くなります。網戸の手入れは、年に2~3度アミ目のホコリを取り除くと、美しさが保てます。
アルミサッシの汚れ
風は小さなホコリを運んできます。直接、外に接している窓は、ガラス面はもちろん、アルミ部分にもたくさんのホコリが付着します。
そこで、日々の生活では軽くから拭きするだけでOKですが、雨風で汚れが目立つ場合には、中性洗剤か専用クリーナーで除去し、仕上げは洗剤が残らないようにから拭きをします。
ところで、ホコリの中には、金属粉が混じっていることがあり、その粉から「もらいサビ」が発生する場合もあるので、サッシの掃除は、きれいにするだけでなく、サビや腐食の予防にもなるのでこまめに掃除をしたいものです。
木製建具
通常はから拭きで十分ですが、汚れが目立つときは住まい専用の中性洗剤を使用します。これで水拭きをする場合、建具自体をぬらすと水分が木材にしみこみ、建具にそりが生じることがあります。
かならず堅く絞った雑巾を使用するようにしてください。部分的な汚れは消しゴムで消すことができます。
ステンレス製品
炊事後すぐにお湯拭きをしても汚れがとれない時は、左右に走るステンレスの目に沿って台所用洗剤で拭けば、大半の汚れが落ちます。ただし、ステンレスは酸に弱いので、酢や塩などの調味料をこぼしたままで放置したり、酸性洗剤を使うと、サビの原因になるので気をつけてください。
また、濡れた包丁・缶切り・空き缶などに付着したわずかなサビから「もらいサビ」が発生する場合があるので、サビや腐食したものを長時間置かないようにしたいものです。
ところで、高温のやかんや鍋などを置くと、その部分だけ黄色に変色することがあるので、その時は、洗剤付きのスチールウールで、ステンレスの目に沿って軽くこすり取るようにしましょう。
人造大理石
見た目にも美しく、耐水性・耐火性・耐摩耗性などに優れた人造大理石は、人気の高い天板素材のひとつです。しかも、普段の手入れも簡単で、お湯拭きや住居用洗剤を付けた布で拭くだけできれいになります。でも、ガンコな汚れの場合は、800番くらいの目の細かい耐水性のサンドペーパーで擦り落としてください。ただし、ビンなどの硬いものを落としたり、熱い鍋などを直接置いたり、漂白剤を使ったりすると、深い傷が残ったり、変色・変質の原因になり、簡単には直らないので、普段から注意するように心がけてください。
玄関床タイル又は石
各戸玄関の床はタイル貼り又は石貼りとなっておりますが、水洗いをしないでください。(床下地防水はされておりません。下階へ漏水することがあります。)
玄関ドア
長時間、清掃しないままにしておきますと、表面に付着した汚れは、しみや腐食(さび等)の原因となります。特に海岸地帯や交通量の多い道路沿いは、塩分や排気ガスによる汚損が進みやすいので、こまめなお手入れをおすすめします。
水または中性洗剤を薄めた液で柔らかい布またはスポンジを使って清掃してください。ただし、中性洗剤を使用した場合は、その後洗剤の成分が残らないように十分に拭き取ってください。
また、サンドペーパーやワイヤーブラシなどは、製品に傷がつき、しみや腐食の原因になりますので、絶対に使用しないでください。
(4)建物の結露
結露ガードで快適ライフ
外気と室温の差によって、室内のガラス面や建具、壁の表面などに水滴が発生します。こうした結露を放っておくと、水分がホコリを吸い込み、カビの原因にもつながります。
昔の住宅と違い、気密性が格段に向上した住宅やマンションは、長所もたくさんあるのですが、その反面、結露が発生しやすいのも事実です。
毎日の生活の中で、「湿気を発生させない」「発生した湿気はすぐ戸外に出す」「部屋の温度差をなるべく作らない」ようにすれば、結露を軽減できます。
結露を防ぐポイント
(1)調理中と、その後も、しっかりと換気を!
ほとんどの人が、何か用事をする時には換気扇を回しても、終わると同時にすぐに止めてしまいますが、調理は想像以上に大量の水蒸気を発生させるのです。これからは、調理の最中はもちろん、その後もしばらくは換気扇を回しましょう。
(2)室内に洗濯物を干すのはやめましょう!
冬は洗濯物が乾きにくいものです。でも、室内に干すのは、わざわざ湿気を発生させているのと同じです。どうしても屋外で乾かない時や雨の日は、浴室に干し、扇風機で風を起こしながら、換気扇で湿気を含んだ風を強制的に戸外に出すのが一番です。こうすることにより、風の循環がスムーズになり、乾燥も早まります。
(3)暖房時は、こまめに換気扇を回しましょう!
石油やガスストーブなどの開放型暖房器具は、燃焼するときに水蒸気を発生させることが多いので、換気扇を回すのはもちろん、時々はエアコンの除湿機能を併用すると、より効果的です。
なお、ストーブで洗濯物を乾かすのは、水蒸気の大量発生だけでなく、火事の原因にもなりかねないので、絶対にやめてください。
(4)入浴中はもちろん、その後もしっかりと換気を!
最低でも、換気扇は入浴後30分から1時間程度は回したいものです。
ちなみに、最近は、カビ防止にもつながることから、夜の入浴後は朝まで換気扇を回す人が増えているそうです。
(5)植木鉢の数や、水槽の置き場にも、配慮を!
案外、見落としてしまいがちなのが観葉植物や、熱帯魚の水槽です。冬になると、ベランダの植物も加わって、室内の植物が増えるご家庭も多いのではないでしょうか。そこで、湿気を増やさないためには、必要以上の水やりは避けてください。また、熱帯魚の水槽などの置き場としては、玄関など、外気と室内の空気が入れ替わりやすい場所をおすすめします。
(6)外気に面した壁にタンスを置くときは、少し隙間を開けよう!押入れには乾燥剤をキープ!
壁と家具との隙間を最低5センチは離して、風の通り道を作ることはとても有効です。特に北側の外壁と面した壁には絶対に密着させないでください。
また乾燥剤は、湿気を吸い取った後もずっと置きっぱなしにしていたら逆効果ですから、こまめに取り替えましょう。
(7)除湿機などを使うのも有効的な方法です。
押入れ、収納も換気が必要です。
押入れ内部や収納内部も時により湿気を帯びることがありますので、毎日一定時間フスマを開放したり、時々中の物を入れ換えるよう心掛けてください。押入れには直接寝具類を入れずに、まわりの壁や床面にダンボール箱を敷き、さらに床上にスノコを置くとよいでしょう。そしてなるべく中に入れるものは壁と密着しないようにしましょう。
(5)カビ
カビを防ぐには
カビは湿気が高く適温であれば発生することはよく知られていることですが、マンションは気密性が高いために、どうしても室内の湿気は多くなりがちです。(特に竣工後1~2年間は湿気が多いといわれています)
室内で水蒸気を多く発生しないように日ごろから十分換気を行ってください。カビは48時間程度湿潤な状態が続いて初めて発生していきます。壁に結露したら、すみやかに乾かしてください。
カビが発生したら
カビの部分を雑巾で拭いたり、はたきをかけるのは、菌をまき散らしてかえって悪い結果となります。
カビが発生しても決して家具などで隠さないでください。さらにひどくなります。
カビが発生したら、次の順序で処理してください。
- (1) カビが発生した部分を薬用アルコール(エチルアルコール)で拭きとる。(多量にアルコールを使用するときは、窓を開けてください。)
- (2) 2日ほどしてから、もう1度アルコールで拭くと効果的です。
- (3) 漂白剤(ハイター)で脱色する。(変色や、化学変化を起す材料は避けてください。)
- (4) 防カビ剤を塗布する。
(6)ダニの予防
マンション生活では結露やカビなどの他、ダニの発生にも充分注意する必要があります。一般的にダニの発生は6月~10月、特に高温多湿の夏がピークといわれていますが、マンションでは気密性が高く、冬でも暖房等で快適な環境が保たれているため、1年を通じてのダニ予防策が必要です。
ダニの発生を防ぐポイント
- (1) 畳の上にカーペットなどを重ね敷きしている場合は、ダニが繁殖しやすいので特に念入りに掃除機をかけましょう。(掃除機は紙パック式のほうが効果が高い。)
- (2) 市販の防虫紙を畳の下に敷きましょう。(定期的な取り替えが必要です。)
- (3) 布団や毛布は週2回程度は日光で乾燥させましょう。また布団乾燥機を使う、更に掃除機をかけましょう。ソバがら枕にはダニが発生しやすいので気をつけましょう。
- (4) ダニの予防のためには「結露・カビの防止方法」も参考にしてください。
また、ゴキブリやダニなどの住まいの害虫が大量発生して手に負えない時は、専門の業者へ依頼した方が良いでしょう。 - (5) 長期間の旅行などで不在にするときは、出かける前に大掃除を。押し入れやタンスの除湿剤、防虫剤、また畳の防虫紙を取り替えてダニの発生を予防しましょう。
(7)コンクリート面のひび割れ
壁のコンクリート面は、クロス仕上げ、タイル貼又は吹付仕上げが施してありますが、ひび割れの生ずることがあります。これは、水で練ったコンクリートが収縮しながら固まるため生ずる現象です。
もちろん構造的には問題はありませんのでご安心ください。特に目立つ場合はできるだけ直しておりますが、コンクリートのひび割れは避けがたいものですから、その点をご理解いただくようお願いします。




